結論コーヒーメーカーは、ミル付きか、1 回に淹れたい量、保温のしかた、フィルターの順に決めると選びやすくなります。初心者はミルなしの低価格な機種から(キーコーヒー)。杯数の表記は機種ごとに大きさがそろっていないので、杯数ではなく、最大抽出量(mL)と手持ちのカップで確かめます。
まず、要るか
ハンドドリップとコーヒーメーカーのどちらが合うかは「コーヒーメーカーかハンドドリップか」にあります。朝が忙しい、毎回同じ味にしたい、たくさん飲むなら、コーヒーメーカーが向きます。この記事はコーヒーメーカーを買うと決めたあとの選び方です。
選ぶ順番
| 順 | 見る所 | 分かれ目 |
|---|---|---|
| 1 | ミル | 豆から挽くか、粉をセットするか |
| 2 | 容量 | 1 回に淹れたい量が入るか |
| 3 | 保温 | 淹れたあと、どう保つか |
| 4 | フィルター | 紙か金属か。買い足す物は何か |
1. ミル付きか、ミルなしか
UCC の記事は豆から挽く全自動か、粉をセットする機種かを選ぶ所に挙げています。キーコーヒーは、初心者にはミルなしの低価格な機種が向くとしています。
| タイプ | 向く人 | 手間 |
|---|---|---|
| ミルなし | 粉で買う、すでにミルがある、まず安く始めたい | 粉を量ってセットする |
| ミル付き | 豆から挽きたい | 豆を量って入れる |
粉と豆のどちらで買うかは「コーヒー豆と粉の違い」にあります。ミルのお手入れは機種ごとに違うので、取扱説明書で確かめます。
2. 容量は、杯数ではなく mL で見る
UCC は、多くの機種は一度に 4〜5 杯ほどで、1〜2 人なら小さめ、家族が多いなら大きめが合うとしています。
ただ、「杯」が何 mL かは、機種ごとに違うようです。メリタの公式ページの数字を並べました。
| 機種(メリタ) | 最大水容量 | 最大抽出量 |
|---|---|---|
| オルフィプラス(5 杯サイズ・SKT53-1B) | 700 mL | 約 625 mL |
| アロマフレッシュ 6 杯用(AFG622-1B) | 750 mL | 約 600 mL |
| アロマフレッシュ 10 杯用(AFT1022-1B) | 1,250 mL | 約 1,100 mL |
メリタのページには、杯数ごとの mL の対応は書かれていません。最大抽出量を杯数で割ると、1 杯はおよそ 100〜125 mL になります(編集部の計算)。5 杯用の 625 mL は約 125 mL、10 杯用の 1,100 mL は約 110 mL、6 杯用の 600 mL は 100 mL です。
選ぶときは、普段使うカップの容量を量り、1 回に淹れたい杯数をかけて、その量が最大抽出量に入る機種を選びます。カップが大きいと、表の杯数より少ない杯数になる点にも注意が要ります。
3. 保温のしかた
保温の方式は 2 つに分かれます。
- ポットを加熱して温める。AGF と UCC は、温め続けると風味が落ちるので、温めすぎないほうがよいとしています
- 真空二重構造のステンレスポットで温度を保つ。加熱はしない
メリタの 3 つの機種で、公式ページの書き方はこうです。
| 機種 | 保温機能 | ポット |
|---|---|---|
| オルフィプラス | 「なし」 | ステンレス(真空二重構造で温度をキープ) |
| アロマフレッシュ 10 杯用 | 「なし」 | ステンレス(真空二重構造で保温性に優れる) |
| アロマフレッシュ 6 杯用 | 加熱式保温機能 | ガラス |
「保温機能なし」と書いてあっても、ポット自体が保温できる機種があります。保温の欄だけでなく、ポットの種類まで見ます。
4. フィルターと、買い足す物
メリタの 3 機種はどれもメリタ フィルターペーパーを使う紙のフィルター式です。オルフィプラスと 6 杯用は「1×2」、10 杯用は「1×4」と、サイズが違います。サイズは機種ごとに決まっているので、買い足す紙のサイズも見ておきます。
UCC はフィルターについて、紙は後片付けが簡単で、金属は洗って繰り返し使えるが毎回洗う手間がある、と書いています。
そのほかの確認
- 置き場所。オルフィプラスは幅 310 mm、奥行 146 mm、高さ 293 mm、本体 1.7 kg です。アロマフレッシュ 10 杯用は幅 263 mm、奥行 237 mm、高さ 458 mm、本体 4.7 kg です。棚に置くなら高さも量ります
- 消費電力。アロマフレッシュは 850 W です
- 価格。メリタの 2 つのページには価格が書かれていません。販売店で確かめます
書き手の家の場合
書き手はコーヒーメーカーを使っていません。使った感想は書けません。ハンドドリップで淹れています。手順は「ハンドドリップの淹れ方」にあります。
まとめ
- ミル→容量→保温→フィルターの順で決める。初心者はミルなしから
- 杯数の大きさは機種ごとに違う。最大抽出量(mL)と手持ちのカップで確かめる
- 保温は加熱するかどうかと、ポットが保温できるかを分けて見る。フィルターのサイズも確かめる
次に読む
- おいしく淹れるコツ(量・保温・お手入れ) →「コーヒーメーカーのコツ」
- どちらで始めるか決める →「コーヒーメーカーかハンドドリップか」
- 道具の順番を見る →「コーヒー道具の地図」
出典・確認した資料
- メリタ「メリタ オルフィプラス」(型番 SKT53-1B・容量・保温・フィルター・サイズ)https://www.melitta.co.jp/melitta_hh/coffeemaker/allfiplus/ (2026-11-04 確認)
- メリタ「アロマフレッシュ」(10 杯用・6 杯用の型番・容量・ミル・保温・フィルター・サイズ・消費電力)https://www.melitta.co.jp/melitta_hh/coffeemaker/new_aromafresh/ (2026-11-04 確認)
- メリタ「コーヒーメーカー」(製品一覧)https://www.melitta.co.jp/melitta_hh/coffeemaker/ (2026-11-04 確認)
- UCC「全自動コーヒーメーカーの選び方・基礎知識」(容量・フィルター・保温・ミル。2019-06-20 公開。機種の仕様は当時の例)https://mystyle.ucc.co.jp/magazine/a_2143/ (2026-11-03 確認)
- キーコーヒー「コーヒーメーカーとハンドドリップはどっちがおすすめ?味の違いやメリット・デメリットも紹介」(初心者にはミルなしの低価格な機種。2025-01-30 公開)https://www.keycoffee.co.jp/experience/knowledge/detail/coffee-maker-hand-drip-comparison/ (2026-11-03 確認)
- AGF「コーヒー器具の種類と淹れ方まとめ」(保温の注意。2026-02-02 公開)https://agf.ajinomoto.co.jp/article/coffee/howto/5036/ (2026-11-03 確認)
