結論1〜2 杯を、挽く時間も楽しみながら淹れるなら手動。毎日何杯も、素早く挽きたいなら電動です。どちらでも、味を調整したいなら挽き目を変えやすい臼式(コニカル式・フラット式)を選びます。
ミルがそもそも要るか迷っているなら、先に「コーヒーミルは必要?」を読むと決めやすいです。
目次
手動と電動
| 手動(手挽き) | 電動 | |
|---|---|---|
| 手間 | ハンドルを回す | ボタンを押すだけ |
| 時間の目安 | 1 杯分で 2〜3 分ほど | 機種で大きく違う。プロペラ式で 50 g を約 15 秒で中挽きにできる例がある |
| 向く人 | 挽く時間も楽しみたい。1〜2 杯を淹れる。外でも使いたい | 一度に何杯も淹れる。毎日素早く淹れたい |
時間の目安と向く人は UCC とメリタの説明です。手挽きは電源が要らない点も、メリタは挙げています。
刃の方式
| 方式 | しくみ | 粒のそろい方 | 価格の傾向(UCC) |
|---|---|---|---|
| 臼式・コニカル式 | 凹凸のある円すいの刃を回して砕く。すき間で挽き目を変える | そろいやすい | 数千円〜1 万円台 |
| フラット式(ディスク) | 向かい合う平らな刃で切るように挽く | ばらつきと微粉が少ない | 高め |
| プロペラ式 | 回る刃で打ち砕く。挽く時間で細かさが変わる | ムラが出やすい | 3,000 円ほど |
しくみはメリタと UCC、価格の傾向は UCC の記事(2021 年 4 月公開)によります。今の価格は製品で確かめてください。メリタは、味の調整を楽しみたいなら、挽き目を変えやすいコニカル式かフラット式を勧めています。
ミルの刃は 3 つの方式
メリタ・UCC の説明から作った断面のイメージ。実際の形ではありません。
選ぶときに見る所
| 見る所 | 確かめること |
|---|---|
| 挽ける量 | 一度に淹れる杯数を挽けるか。何杯も淹れるなら電動が向く(UCC) |
| 挽き目の調整 | 段階やダイヤルで、細かく変えられるか(UCC) |
| 掃除のしやすさ | 刃を外して掃除できるか。豆を入れる所と粉を受ける所の形(UCC) |
| 洗えるか | 水洗いできない製品が多い。洗える部分は説明書で確かめる(UCC) |
挽き目を変えると、粗いと酸味が、細かいと苦みが出やすくなります(メリタ)。挽き目で味を直すことは「酸っぱい・苦い・薄いときの直し方」にもあります。
手入れ
- 使うたびに、残った粉をブラシで払う。古い粉が次のコーヒーに混ざると味に出る(UCC)
- 電動は掃除の前に必ず電源プラグを抜く(UCC)
- 刃を外せる電動は月に 1 回ほど分解して掃除する(UCC)
- セラミックの刃はさびないので水洗いできる。よく乾かしてから組み立てる(UCC)
書き手の家にある HARIO のセラミックスリムは、臼の部分を分解して水洗いできます。食器洗い乾燥機は使えず、手入れのときに油を差さないよう説明書に書かれています(HARIO)。
書き手の家のミル
書き手の家には、手挽きのミルが 2 台あります(写真は実物)。挽く時間や使った感想は、記録がそろってから使い比べの記事で書きます。


まとめ
- 1〜2 杯で挽く時間も楽しむなら手動、何杯も素早くなら電動
- 味を調整したいなら、挽き目を変えやすい臼式
- 挽ける量・挽き目の調整・掃除のしやすさを見る
次に読む
- 手挽きミルの使い方 →「手挽きミルの使い方」
- 挽き目の目安 →「コーヒーの挽き目の目安」
出典・確認した資料
- UCC「コーヒーミルの選び方」(手動と電動・刃の種類・価格の傾向・手入れ。2021-04-23 公開)https://mystyle.ucc.co.jp/magazine/a_1033/ (2026-11-03 確認)
- メリタ「コーヒーミル(グラインダー)の選び方」(向く人・刃の方式・挽き目と味)https://www.melitta.co.jp/enjoyment/how_to/grinder/ (2026-11-03 確認)
- メリタ「ハンドドリップに必要な道具」(手挽きは電源が要らない)https://www.melitta.co.jp/enjoyment/how_to/handdripcoffeetools/ (2026-11-03 確認)
- HARIO「コーヒーミル・セラミックスリム 取扱説明書(MSS-1)」https://global.hario.com/manual_pdf/MSS-1.pdf (2026-11-03 確認)
