手挽きミルの使い方|挽き目の調整・回し方・掃除でつまずく所

木の手挽きミルの引き出しに、挽きたての粉が少し入っている

結論豆は 1 杯分ずつ入れます。ハンドルは時計回りにゆっくり回し、豆がないのに回したり、逆に回したりしません。挽き目は調節ナットで変えます。右に回すほど細かく、左に回すほど粗くなります。掃除は機種で違います。HARIO のセラミックスリムは刃を外して洗えますが、カリタの木のミルは水洗いできません。

目次

流れ

手挽きミルの使い方を 3 つの場面で描いたイラスト。左から、豆を入れる前、ハンドルを回している途中、挽き終わった粉の入った引き出し

手挽きミルの流れ。左から、豆を入れる前、回している途中、挽き終わった粉

  1. 豆を入れる(1 杯分ずつ)
  2. 挽き目を決める(調節ナット)
  3. 本体を押さえて、ハンドルを時計回りにゆっくり回す
  4. 挽けた粉を出す
  5. 使い終わったら、お手入れする

挽き目の理屈と器具ごとの目安は「コーヒーの挽き目の目安」にあります。ここでは、初めて使う人が迷う所だけを順に見ます。

豆はどのくらい入れる?

1 杯分ずつ入れます。HARIO の説明書は目盛りより多く挽くと故障の原因になると書いています。HARIO のセラミックスリムは、豆が 24 g まで入ります(HARIO)。

カリタの公式 FAQ の表では、KH-3 のホッパーは 35 g、粉受けは 55 g です。書き手の家の木のミルは KH-3AM で、この表の KH-3 の値を目安にしています。豆の種類や挽き目で 1〜2 g の誤差が出るとも書かれています。

1 杯分の粉の量は「コーヒー 1 杯は何グラム?」にあります。

挽き目はどう決める?

最初は「コーヒーの挽き目の目安」の表で、自分の器具の挽き目を見ます。そこから、調節ナットで合わせます。

回し方

手挽きミルの回し方ハンドル時計回りだけナットを右細かくなるナットを左粗くなる

ナットを回すときは、ハンドルを付けた状態で、ハンドルの中心を押さえます(HARIO)。

  • 右(時計回り)に回すほど、粗さは細かくなる。左(反時計回り)に回すほど粗くなる(HARIO)
  • ナットはハンドルを付けて、ハンドルの中心を押さえて回す(HARIO)
  • 右に回しすぎると、刃どうしが触れて故障の原因になる。カリタも調節ネジを右に回しすぎないよう書いている

カリタは手挽きミルのおすすめの挽き目を中粗挽き(グラニュー糖とザラメの中間くらい)としています。

どのくらい回せば終わる?

回す回数や時間の目安は、HARIO の説明書・カリタの公式ページで見つけられませんでした。UCC はハンドルを一定のリズムでゆっくり回すと粒をそろえやすいと書いています。

豆がなくなると、ハンドルが軽くなります。そこが終わりの目安です(編集部の見方)。

力は必要?

力任せには回しません。HARIO はハンドルを時計回りにゆっくり回し、本体を手でしっかり押さえると書いています。カリタは体重をかけるほどの力で回さないよう書いています。故障や木部の割れにつながるためです。

ハンドルを回すとき、刃の間に指を入れてはいけません(HARIO)。

空回りしたら?

HARIO の説明書には、豆の小片などが本体の段差やすき間に入り、豆がうまく落ちずにハンドルが空回りすることがあると書かれています。そのときは、ときどき本体を軽くたたきます。

「空回り」と「空回し」は別です。豆がない状態でハンドルを回す空回しや、逆に回すことは、HARIO もカリタも刃を傷める原因として禁じています。

毎回洗う?

毎回洗うかどうかはどちらの公式資料にも書かれていませんでした。洗えるかどうかは機種で違います。

機種洗えるか書いてあること
HARIO セラミックスリム洗える刃を外して水洗いできる。油分は薄めた中性洗剤に浸してすすぎ、しっかり乾かす。食洗機・漂白剤は使わない
カリタ(手挽きミル)水洗いできない水洗いはカッターの腐食や木の割れの原因。残った粉は乾いた刷毛で払い、木部は乾いた布で拭く

HARIO は使う前に一度洗うようにも案内しています。公式ページは「すべてのパーツを丸洗いできる」、説明書は「本体を水に沈めない」とも書いていて、書き方が違います。説明書の手順(刃を外して洗う)に合わせるのが無難です(編集部の見方)。

細かくしすぎるとどうなる?

器具に合う挽き目より細かいと、抽出されやすくなり、濃く苦みのある味になりやすい方向です。時間をかける淹れ方では、細かすぎると雑味が出ると UCC は書いています。詳しくは「コーヒーの挽き目の目安」にあります。

調節ナットを締めすぎると刃が触れて故障の原因になります。細かくしたいときは、少しずつ右に回します。

書き手の家のミル

書き手の家には、手挽きミルが 2 台あります。

この記事の操作と注意は、HARIO とカリタの公式の説明で確かめた内容です。書き手が挽いている途中や、挽き終わった粉の写真と記録は、まだありません。挽き目を変えて味を比べた記録も、まだありません。

ミルを選ぶときは「コーヒーミルは必要?」と「コーヒーミルの選び方」を見てください。

まとめ

  • 豆は 1 杯分ずつ。ハンドルは時計回りにゆっくり、空回しと逆回しはしない
  • 挽き目はナットで変える。右が細かく、左が粗い。回しすぎない
  • 掃除は機種で違う。HARIO は洗える、カリタは水洗い不可

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出典・確認した資料

  • HARIO「COFFEE MILL CERAMIC SLIM(MSS-1)Instruction Manual」と日本語の取扱説明書 https://www.hario.com/manual_pdf/MSS-1TB.pdf (目盛り以上は挽かない・使う前に洗う・ハンドルは時計回り・空回し逆回し禁止・ナットの回し方・締めすぎ注意・豆の小片で空回り・刃を外して洗う・使用上の注意)https://global.hario.com/manual_pdf/MSS-1.pdf (2026-11-03 確認)
  • HARIO「コーヒーミル・セラミックスリム」(豆 24 g・丸洗いできる)https://www.hario.com/product/coffee/grinder/MSS.html (2026-11-03 確認)
  • カリタ「よくあるご質問」(水洗い不可・乾いた刷毛・空回し禁止・体重をかけない・調節ネジ・中粗挽きのおすすめ・KH-3 のホッパー 35 g と粉受け 55 g)https://www.kalita.co.jp/support/ (2026-11-03 確認)
  • UCC「コーヒー豆の正しい挽き方を徹底解説!」(一定のリズムでゆっくり回す・細かすぎると雑味)https://mystyle.ucc.co.jp/magazine/a_783/ (2019-04-01 公開、2026-11-03 確認)
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この記事を書いた人

豆派です。家で豆からコーヒーを淹れている会社員で、先生でもバリスタでもありません。手順や数字はメーカーなどの公式資料で確かめてから書き、自分で試したことは「試した」と分けて書きます。

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