ドリップバッグは、カップを温め、粉を平らにならし、約 20 ml のお湯で蒸らしてから数回に分けて注ぐと、毎回の手順がそろいます(UCC の講師の説明)。お湯の温度は 92〜96℃ が目安です(UCC)。お湯の量は商品で違うので、袋の表示を見て決めます。
ドリッパーで淹れる方法は「ハンドドリップの淹れ方」にあります。この記事は、1 杯分の粉が袋に入ったドリップバッグの淹れ方です。ドリップバッグも、粉にお湯を通すドリップの一つです(「ドリップコーヒーとは」)。
手順
| 順 | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | カップを温める | カップの 7〜8 割まで沸かしたてのお湯を入れ、20〜30 秒置いてから捨てる |
| 2 | ドリップバッグをセットし、粉を平らにする | カップを左右に軽く揺らす。カップを叩くと細かい粉が下に落ちて目詰まりする |
| 3 | 約 20 ml のお湯で蒸らす | 粉全体を湿らせる |
| 4 | 残りのお湯を 3 回に分けて注ぐ | 中心に小さな円を描くようにゆっくり。1 回目を多めにして、だんだん減らす |
| 5 | 落ち切ったらドリップバッグを外す | — |
手順は、UCC コーヒーアカデミーの講師がサーモスの記事で説明しているやり方をまとめた物です。蒸らしの意味は「コーヒーの蒸らしとは」に書いています。
お湯の温度と量
お湯の温度は 92〜96℃ が目安です。熱湯で注ぐと、苦味や雑味まで出てしまうと UCC は説明しています。温度計がないときは、沸騰したら少し置いてから注ぎます。温度の合わせ方は「コーヒーのお湯の温度」へ。
お湯の量は商品ごとに袋に書かれた量に合わせます。
| 商品 | 公式に書かれたお湯の量 |
|---|---|
| UCC の講師が記事で使った商品 | 160 ml(蒸らし約 20 ml+3 回で 140 ml) |
| オアシス珈琲のドリップバッグ | ふつうの濃さは 190 cc。薄めなら 250 cc、アイスは 120 cc で淹れて氷のグラスへ、カフェオレは 100 cc で淹れて牛乳で割る |
袋に量が書かれていないときは、カップの量を目安に少なめから始め、濃さを見て次から変えます(編集部の提案)。
書き手が家で淹れた記録
家にあったドリップバッグで淹れてみました。ふるさと納税で取り寄せた、DRIP COFFEE FACTORY(タカムラ)の「スペシャルブレンド」です。


| 項目 | 書き手の記録 |
|---|---|
| カップ | ガラスのカップ |
| お湯の合計 | 約 150 g(はかりで見た概算) |
| お湯の温度 | 沸騰してから 1 分置いた(温度は測っていない) |
| 道具 | 細口のケトル・はかり・キッチンタイマー |
| 味のメモ | 酸味は弱め、苦味は中くらい |
味のメモは書き手がそのときに感じたことで、この銘柄の評価ではありません。袋の表示どおりの量で淹れたときとは、まだ比べていません。
うまくいかないとき
| 様子 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| お湯が落ちにくい | カップを叩いて粉が下にたまった | カップを揺らして平らにする(UCC の講師) |
| 苦い・雑味がある | 熱湯で注いだ | 沸騰後に少し置く。目安は 92〜96℃(UCC) |
| 薄い | お湯が多すぎた | 袋の表示の量に合わせる |
| 濃すぎる・渋い | カップに粉が浸かったまま長く置いた | カップの上にのせるタイプは浸けて待たない(UCC の講師) |
フックでカップに掛けるタイプは、蒸らしのあと残りのお湯を一度に注ぎ、浸けたまま 4 分待つ淹れ方も紹介されています。カップの上にのせるタイプは浸ける前提ではないので、出すぎることがあるそうです(UCC の講師)。
よくある質問
ドリップバッグから豆や粉に変えると、何が変わる? 豆と粉の違いは「コーヒー豆と粉の違い」にまとめています。
味が酸っぱい・苦いときは? お湯の温度と量を 1 つずつ変えてみてください(「酸っぱい・苦い・薄いときの直し方」)。
牛乳や豆乳を足したいときは? 割合の目安は「家でカフェオレを作る」にあります。
次に読む
- 銘柄ごとの違いを見る →「ふるさと納税のドリップバッグを飲み比べ」
- 豆から淹れてみたくなったら →「ドリップバッグ・インスタントから豆へ」
- ほかの記事から選び直す →「はじめての家コーヒーの地図」
出典・確認した資料
- サーモス「手軽なドリップバッグコーヒーをさらにおいしく!UCC担当者に聞くおいしい淹れ方」(UCC コーヒーアカデミー講師の説明。カップを温める・92〜96℃・揺らして平らに・20 ml で蒸らす・3 回に分けて注ぐ・フックタイプは浸けて 4 分)https://www.thermos.jp/webmagazine/article/detail/20240326102419.html (2024-03-26 公開、2026-11-03 確認)
- UCC「コーヒーを淹れるお湯の温度」(おすすめは 92〜96℃)https://www.ucc.co.jp/enjoy/brew/howto-drip_15.html (2026-11-03 確認)
- オアシス珈琲「ドリップバッグ7種セット105袋」(お湯の量 250・190・120・100 cc)https://oasiscoffee.co.jp/SHOP/DB-104.html (2026-11-03 確認)
- DRIP COFFEE FACTORY「私たちについて」(会社名 タカムラ株式会社)https://dripcoffeefactory.com/pages/about (2026-11-03 確認)
