結論最初の 1 袋は、中煎りの豆を 200g 前後で買えば十分です。ミルがなければ、挽いてもらえる店か、挽き方を選べる通販で買います。袋は「名称・原材料名(生豆生産国名)・内容量・賞味期限」の 4 つを見れば中身が分かります。焙煎日は書く決まりがないので、気になるならお店で聞きます。
この記事は家で淹れ始めて「次の豆をどこで買えばいい?」と迷っている人に向けて書きました。豆を買う前に、豆と粉のどちらにするかを決めたい人は「コーヒー豆と粉の違い」から読んでください。
どこで買うかは「挽いてもらえるか」と「量」で決める
| 買う所 | 豆か粉か | 量の目安 | 袋で分かること | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| スーパー | メーカーの袋のまま。豆の袋と粉の袋がある | 150〜230g ほど(下の例) | 規約で決まった表示。味の目安を図で載せるメーカーもある | 近くで手早く買いたい |
| カルディなどの豆の専門店 | 店の豆。オンラインストアでは挽き方を選べる | 200g など | カルディは商品ページに生豆生産国とロースト(焙煎度)を書いている | 種類を見比べたい。粉で買いたい |
| 焙煎所・コーヒー店 | 量り売り。挽いてもらえるかは店で確かめる | 店で違う | 店の説明(産地・焙煎度・味)を見ながら選べる | 見比べて選びたい。焙煎日を聞きたい |
| 通販 | 豆か、挽き方を選んで粉 | 店で違う | 商品ページの説明 | 近くに店がない。決まった豆をくり返し買う |
例えば、スーパーで見かけるメーカーの豆には、UCC の「ゴールドスペシャル 炒り豆 スペシャルブレンド」(豆 230g)や、キーコーヒーの「KEY DOORS+ スペシャルブレンド」(豆 150g)があります。
カルディのオンラインストアの「マイルドカルディ」(200g)は、注文のときにフィルター用(中挽き)・プレス用(粗挽き)などの挽き方を選べます。キーコーヒーの直営店の量り売りは、店ごとに扱う豆が違うと案内されています。
最初の 1 袋は「中煎り・200g 前後」
- 焙煎度は、中煎りから始めると酸味と苦みのどちらにも寄りすぎません。くわしくは「浅煎り・中煎り・深煎りの違い」にあります。カルディのマイルドカルディは商品ページで「中煎り」と書かれています
- 量は、1 杯 10g なら 200g で約 20 杯です(10g の目安はカルディの商品ページ。豆の量は「コーヒー 1 杯は何グラム?」)。開けた豆は約 1 か月で飲み切る目安なので、毎日 1 杯なら 200g 前後がちょうどよい量です(「コーヒー豆の保存方法」)
- ミルがあれば豆で、なければ挽いてもらうか粉で買います。ミルが要るかは「コーヒーミルは必要?」で決められます
袋の表示は、まず 4 つを見る

コーヒー豆や粉の袋に書く事項は、「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」で決まっています。その中から、豆を選ぶときに役立つ 4 つを並べました。
| 表示 | 書いてあること | 読み方 |
|---|---|---|
| 名称 | 「レギュラーコーヒー」 | 豆から淹れるコーヒー(豆・粉)のこと。インスタントコーヒーとは別 |
| 原材料名 | 「コーヒー豆(生豆生産国名:〇〇)」 | どの国の豆か。ブレンドは、多く使った国から順に書く。3 か国以上なら 2 か国以上を書いて、残りを「その他」「他」とできる |
| 内容量 | 「200g」など | 1 杯 10g なら、200g で約 20 杯 |
| 賞味期限 | 年月日、または年月 | 開ける前の期限。開けたら早めに飲み切る |
書き手の家の袋の表には、「レギュラーコーヒー/豆/200g」と「生豆生産国名/コロンビア」が書いてあります。これで、コロンビアの豆だけを使った豆の袋で、量は 200g だと分かります。
ほかにも、保存方法・使用上の注意・販売者などが書いてあります。挽き方は粉の袋にだけ「中挽き」「細挽き」のように書かれ、豆の袋には書かれません(規約の施行規則による)。
メーカーの表示の例も見てみます。キーコーヒーの KEY DOORS+ スペシャルブレンド(豆)は、名称「レギュラーコーヒー(豆)」、原材料名「コーヒー豆(生豆生産国名:グァテマラ、ブラジル他)」、内容量「150g」と書かれていて、賞味期間は製造日から 13 か月とされています。
この表は、規約の第 3 条と施行規則の第 2 条を、豆と湯が読んで短くまとめた物です。全国公正取引協議会連合会と全日本コーヒー公正取引協議会の公式の見解ではありません。正確な文は記事の最後の出典で確かめてください。
「〇〇ブレンド」は、その豆が 30% 以上
商品の名前に「モカブレンド」「コロンビアブレンド」のように産地を入れるときは、その豆を 30% 以上使っている物に限られます。「コロンビア」とだけ書いて、その産地の豆だけを使っていると表すなら、ほかの豆は使えません(施行規則の第 3 条)。
名前の「〇〇ブレンド」だけでは、その豆がどれだけ入っているかまでは分かりません。ほかに何が入っているかは、原材料名の生豆生産国名を見ます。
焙煎度と焙煎日は、書く決まりがない
焙煎度と焙煎日は、規約の「必ず書く事項」に入っていません。書くかどうか、どう書くかはお店によって違います。
| 例 | 焙煎度・味の書き方 |
|---|---|
| カルディ(マイルドカルディの商品ページ) | 「ロースト:中煎り」 |
| UCC(ゴールドスペシャル 炒り豆の商品ページ) | 苦味・酸味・コクを、弱〜強の目盛りで見せる |
| キーコーヒー(直営店の量り売りの案内) | 酸味・苦み・コクを、弱〜強・軽〜深の目盛りで見せる |
焙煎日を知りたいときは、焙煎所やコーヒー店で「いつ焙煎した豆ですか」と聞いてみてください。賞味期限は焙煎日とは別の物で、開ける前の期限です。キーコーヒーの例では製造日から 13 か月、UCC の商品ページでも 13 か月と書かれています。
袋に付いた小さな部品は、香りを保つための物
豆の袋の表に、小さな丸や四角の部品が付いていることがあります。キーコーヒーは豆の袋に「特殊バルブ」を付けて、煎りたての味と香りを長く保つと説明しています。
うまくいかなかったときは
- 粉が器具に合わなかったときは、粉の袋の「挽き方」を見ます。ペーパーのドリップなら中挽き(カルディのオンラインストアの「フィルター用」)、フレンチプレスなら粗挽きが目安です。挽き方の基準は規約の施行規則の別表に粗挽き〜極細挽きの 5 段階で書かれています
- 多く買いすぎて飲み切れないときは、小分けにして冷凍します。やり方は「コーヒー豆の保存方法」にあります
- 思ったより酸っぱい・苦いときは、焙煎度を 1 段階変えるか、淹れ方を見直します。どちらが原因かは「酸っぱい・苦い・薄いときの直し方」で見分けられます
まとめ
- 最初の 1 袋は中煎り・200g 前後。ミルがなければ、挽いてもらうか粉で
- 「〇〇ブレンド」は、その豆が 30% 以上
- 焙煎度・焙煎日は書く決まりがない。知りたいならお店で聞く
次に読む
- 焙煎度を選ぶ →「浅煎り・中煎り・深煎りの違い」
- 通販で買う →「コーヒー豆の通販の選び方」
出典・確認した資料
- 全日本コーヒー公正取引協議会「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」第 3 条・第 5 条、同 施行規則 第 2 条・第 3 条・別表 1(全国公正取引協議会連合会の掲載)https://www.jfftc.org/DATA/Kiyaku_pdf/b05_H_coffee.pdf (2026-11-03 確認)
- キーコーヒー「KEY DOORS+ スペシャルブレンド(豆)」(名称・原材料名・内容量・賞味期間・特殊バルブ)https://www.keycoffee.co.jp/shop/g/gLP201000/ (2026-11-03 確認)
- キーコーヒー「豆・粉(量り売り)」(店ごとに扱いが違う・酸味と苦みとコクの目盛り)https://www.keycoffee.co.jp/products/handling/ (2026-11-03 確認)
- UCC 上島珈琲「ゴールドスペシャル 炒り豆 スペシャルブレンド 230g」(容量・生豆生産国名・賞味期限・風味の目盛り)https://www.ucc.co.jp/product/regular/bean/gold-special/gold-special-roasted-beans-special-blend-230g.html (2026-11-03 確認)
- カルディコーヒーファーム オンラインストア「【焙煎珈琲】マイルドカルディ/200g」(挽き方の選択・ロースト・1 杯 10g)https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4515996019050 (2026-11-03 確認)
